“かよいちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
通帳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
通帳かよいちょうガ弟子ヨリヨコシテアルカラ、ただ買ッテ遣ウシ、困ルコトモナク、ソコヨリ七里脇ニ向坂トイウ所ニ、サキ坂浅二郎トイウガイルガ、江戸車坂井上伝兵衛ノ門人故
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
身支度みじたくをして、うちにある現金と、銀行の通帳かよいちょうを持って、裏口からソッと脱け出してここへ来たの……あなたと一緒に預金を引き出して逃げようか、どうしようかと思って……
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それは越した日に八百屋も、肴屋さかなや通帳かよいちょうを持って来て、出入でいりを頼んだのに、その日には肴屋が来ぬので、小さい梅を坂下へって、何か切身でも買って来させようとした時の事である。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)