“かなくず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金屑50.0%
鉄屑50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの女は「闇中あんちゅう金屑かなくずを踏む」といふ東洋の哲人の綺麗きれいな詩句を思ひ出し、秘密で高踏的な気持ちで、粒々の花のまきものを踏み越した。そして葉の緻密ちみつ紫葳のうぜんかずらのアーチを抜けた。
夏の夜の夢 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
伽羅や沈香は、こちとらの家にある品じゃない——ところで、鋳掛屋いかけやの権次は空地のどの辺に店を張って仕事をしているんだ。だいたい場所がきまっているだろう、炭の断片かけらか、鉄屑かなくずがあるはずだ。