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鉄屑
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かなくず
ふりがな文庫
“
鉄屑
(
かなくず
)” の例文
旧字:
鐵屑
古莚
(
ふるむしろ
)
に山と積んだ、汚ない細かい
鉄屑
(
かなくず
)
が
塵埃
(
ごみ
)
と一緒に
箕
(
み
)
で釜の中へはかりこまれると、ギラギラした銀色の重い水に解けてゆくのを、いくら見ていても
厭
(
あ
)
きなかった。
旧聞日本橋:12 チンコッきり
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
越後
南蒲原
(
みなみかんばら
)
郡
鹿峠
(
かとうげ
)
村大字
曲
(
まがり
)
谷の字蹈鞴沢は、往古この沢に鍛冶の住せるにより、その山を
鉄屑
(
かなくず
)
山といい、沢をタタラサワと呼んだと、四年前に出た『嵐渓史』にある。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
伽羅や沈香は、こちとらの家にある品じゃない——ところで、
鋳掛屋
(
いかけや
)
の権次は空地のどの辺に店を張って仕事をしているんだ。だいたい場所がきまっているだろう、炭の
断片
(
かけら
)
か、
鉄屑
(
かなくず
)
があるはずだ。
銭形平次捕物控:140 五つの命
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
屑
漢検準1級
部首:⼫
10画
“鉄屑”で始まる語句
鉄屑肥
鉄屑置場