“かささぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次第に山に近く、右は切っ立ての岩壁に、直下のアルヴ Arve の渓も深く、タンネの林にかささぎの飛ぶのも山らしい。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
白砂だから濡れても白い。……かささぎの橋とも、白瑪瑙しろめのうの欄干とも、風のすさまじく、真水と潮の戦う中に、夢見たような、——これは可恐おそろしい誘惑でした。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鳩は、かささぎの巣を借りて、いつのまにか鵲を追って巣を自分の物にしてしまう。亡父ちちの遺志を思い出して、袁兄弟も、後には鳩に化けないこともない。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)