“かごせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
駕籠清66.7%
籃製33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町内の駕籠清かごせいから別仕立の駕籠が五挺、花嫁と、仲人なこうど夫婦と嫁の付添いと、親類の重立った者が乗って、あとは定紋の付いた提灯ちょうちんを挟んで、思い思いに歩くところですが、時節柄物騒というので
町内の駕籠清かごせいから別仕立の駕籠が五挺、花嫁と、仲人なこうど夫婦と嫁の付添いと、親類の重立った者が乗って、あとは定紋の付いた提灯ちょうちんを挟んで、思い思いに歩くところですが、時節柄物騒というので
母は机の下をのぞき込む。西洋流の籃製かごせい屑籠くずかごが、足掛あしかけむこうほのかに見える。母はこごんで手をのばした。紺緞子こんどんすの帯が、窓からさすあかりをまともに受けた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)