“かくあんどん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
角行燈87.5%
角行灯12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と半蔵はひとり言って見て、枕もとの角行燈かくあんどんのかげにちょっと妻の寝顔をのぞいた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
中に荒縄の太いので、笈摺おいずりめかいて、ともした角行燈かくあんどんになったのは天狗である。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
枕頭には古びた角行灯かくあんどんがとぼれて、その下の盆の上には、酔いざめの水のつもりであろう、土瓶どびんに湯呑まで添えておいてあった。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)