“かういち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
亨一50.0%
耕一25.0%
高一25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「昨日大川君から來たうちから、例のものを送つてやつて下さい。」亨一かういちは何の氣なしに女に云つた。疊に頬杖して、謄寫版の小册子に讀み入つて居たすず子は、顔をあげて男の方を見た。
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)
「ええ。まだおひるすぎですもの。一時ごろになると、純子じゆんこちやんが帰つて来るでせうし、二時ごろに耕一かういちさん、三時ごろに蓉子ようこねえちやんが帰つて来るはずだわ。」
母の日 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
午後二時ごろ、尋常六年生の耕一かういち君が帰つて来、それから三十分ほどたつて、女学校二年生の蓉子ようこさんが帰つて来ました。二人とも学校道具の外に、風呂敷包ふろしきづつみをさげてゐました。
母の日 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
六人づれの先頭になつてゐた高一かういちは、坂道をわざと後向うしろむきに登りながら、ガヤ/\さわぐみんなに、かうひました。
栗ひろひ週間 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)