“かいせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カイセキ
語句割合
怪石25.0%
懐石25.0%
晦跡25.0%
開析25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
畷道あぜみちを桂川の上流に辿ると、迫る処怪石かいせき巨巌きょがん磊々らいらいたるはもとより古木大樹千年古き、楠槐なんかいの幹も根もそのまま大巌に化したようなのが纍々と立聳たちそびえて、たちまち石門砦高く、無斎式、不精進の
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「おばあさまが喜んで下さることだったら、んでもいたしますわ。あさってあたり、お懐石かいせきでもしようかと、わたし、こっそり計画してますのよ。」
万年青 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
近時人もし晦跡かいせきの英傑を談ずれば必ず指を先生に屈す。先生つねに世運の衰替を慨し、かつて二、三子と大道協会なるものを興して儒仏の真理を講ぜんことを計る。
近時政論考 (新字新仮名) / 陸羯南(著)
論者は果して感情の上で先づ美と感ぜられて而して後にこの理窟を開析かいせきし出されたのであらうか。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)