“おんなもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女物25.0%
女着物25.0%
女衣25.0%
婦物25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんなめちゃをなさらずに、どうか、ゆるしてあげてください。その金財布かねざいふが、げんざい、あなた方の持物もちものでない証拠しょうこには、がらも色合いろあい女物おんなものではありませぬか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
婆やの返辞がしたが、ふと、縁先に取り込んである、一抱え程な干衣ほしものを見ると、中に、あでやかな女着物おんなものが一枚、まぎれこんでいた。
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、羽織を脱ぐと、しま女衣おんなものの、ふりあかい。ニヤリとしながら
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
引縮めて部屋へ戻ると……道理こそ婦物おんなもの
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)