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おんおほせ
ふりがな文庫
“おんおほせ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
御仰
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御仰
(逆引き)
『一一道理ある
御仰
(
おんおほせ
)
、横笛が事、只今限り刀にかけて思ひ切つて候、其の代りに時頼が又の願ひ、
御聞屆
(
おんきゝとゞけくだ
)
下さるべきや』。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
幾度となく繰返されし
御仰
(
おんおほせ
)
、六波羅上下の武士より、我れ一人を擇ばれし御心の、我は只〻忝なさに前後をも
辨
(
わきま
)
へざりしが、今の維盛卿の有樣、正に御遺言に適中せり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
武士の名殘も
今宵
(
こよひ
)
を限り、
餘所
(
よそ
)
ながらの告別とは知り給はで、亡からん後まで頼み置かれし小松殿。
御仰
(
おんおほせ
)
の
忝
(
かたじけな
)
さと、是非もなき身の不忠を想ひやれば、御言葉の
節々
(
ふし/″\
)
は骨を
刻
(
きざ
)
むより猶つらかりし。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
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