“おっとせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オットセイ
語句割合
膃肭獣52.4%
膃肭臍42.9%
膃臍4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さあ、いろいろはなせば長いけれど……あれからすぐ船へ乗り込んで横浜を出て、翌年あくるとしの春から夏へ、主に朝鮮の周囲いまわり膃肭獣おっとせいっていたのさ。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
しかも、全く千鶴子の云ったように一度見たら忘れられない下向きの、温良極りない大きな膃肭臍おっとせい髭がついている。——
築地河岸 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
一面に海豹あざらし膃臍おっとせいでも想わせるようなヌラヌラとした密毛に蔽われている。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)