“オットセイ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:おっとせい
語句割合
海狗50.0%
膃肭獣25.0%
左楽25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この女王蛇口にフルてふ玉を含み、夜中空に吐き飛ばすと、日のごとく輝くと。これいわゆる蛇の長競べが、海狗オットセイ蝦蟆がま同様、雌を争うて始まるをあやまり誇張したのだ。
五、膃肭獣オットセイの口髯に初恋の人のおもかげあり。この世の中にミミイ嬢のように立派なペンギン鳥は決して存在しているべきはずのものでない。
つまり風船を鼻の先であしらって曲芸をしているたくましい膃肭獣オットセイの絵姿の胸のところに頭をもたらせ、陶然と坐っているミミイ嬢を発見したのである。
「オイ今松の、今日左楽オットセイからすすめられた。真打になれお前、この四月に。雷門小助六を名乗るんだ」
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)