“おたず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御訪50.0%
御尋25.0%
御訊25.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時余は長谷川君に向って、「ちょっと御訪おたずねをしようと思うんだが」と言い出して、まだ句を切らないうちに、君は「いや低気圧ていきあつのある間は来客謝絶だ」と云った。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「茶路は誰を御訪おたずねなさるンですかね」
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そこでお前の住んでいる元園町もとぞのちょうの春はどうだという御尋おたずねでしたが、私共の方は昨今かえってあなたたちの方よりも寂しい位で、御正月だからといって別に取立てて申上げるほどのこともないようです。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
天竺てんじく南蛮の今昔こんじゃくを、たなごころにてもゆびさすように」したので、「シメオン伊留満いるまんはもとより、上人しょうにん御自身さえ舌を捲かれたそうでござる。」そこで、「そなたは何処のものじゃと御訊おたずねあったれば、一所不住いっしょふじゅうのゆだやびと」と答えた。
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)