“おさめもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
納物50.0%
納品50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでそのまる三年の間というものは、宮中きゅうちゅうへはどこからも何一つお納物おさめものをしないので、天皇もそれはそれはひどいご不自由をなさいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
すると人民は、もう十分にたくわえもできていましたので、お納物おさめものをするにも、使い働きにあがるのにも、それこそ楽々とご用をうけたまわることができました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ちょいちょい納品おさめものを持って行くうちに、じき昵近ちかづきになった被服廠の役員たちが、そう云って、てきぱきした彼女のあきないぶりをめてくれたことばが、自分にそうした才能のある事をお島に考えさせた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)