“おうむがえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
鸚鵡返100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古藤は鸚鵡返おうむがえしに没義道もぎどうにこれだけいって、ふいと手欄てすりを離れて、麦稈むぎわら帽子を目深まぶかにかぶりながら、乳母に付き添った。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「髑髏だって!」とルグランは鸚鵡返おうむがえしに言った。——「うん、——そうだ、いかにも紙にいたところでは幾分そんな格好をしてるな、たしかに。 ...
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
い天気になりましたなあ。」と、市郎も鸚鵡返おうむがえしに挨拶して、早々にここを行き過ぎた。女は枯柳の下に立って、暫時しばしの後姿を見送っていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)