“おいすが”の漢字の書き方と例文
語句割合
追縋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんなに騒いじゃ、犯人に気付かれますよ」と私は追縋おいすがって云った。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
かえって高閣につかねられて省みる者も無く、一方俳諧の附合つけあいのこんなにまでわかりにくいものを、なお我々が追縋おいすがってものぞこうとするのは、決してただ時代が近いからという親しみだけではなかった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
とばかりおびえるように差出した三世相を、ものをも言わず引掴ひッつかんで、追縋おいすがって跡に附くと、早や五六間前途むこうへ離れた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)