“えりま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
襟巻83.3%
衿捲16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後方うしろに当時流行の襟巻えりまきを首に巻きつけ目を光らせながら立つ正己、髪を五刈りにして前垂まえだれ掛けの森夫、すこし首をかしげ物に驚いたような目つきをして寿平次の隣に腰掛ける和助——皆
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼はいい方の服をつけ、絹の襟巻えりまきを結び、帽子を取り、ちょうどこけの上を跣足はだしで歩くように少しも音を立てないで出て行った。
家主は毛糸の衿捲えりまきを取って、夫婦に茶をすすめなどした。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)