“えりつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
襟付75.0%
襟附25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南向の小窓に雀の子の母鳥呼ぶ声しきりなり。梯子段にれやら昇りきたる足音聞付け目覚めさむれば老婆の蒟蒻取換へにきたりしにはあらで、唐桟縞とうざんじまのおめし半纏はんてん襟付えりつきあわせ前掛まえかけ締めたる八重なりけり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
そして八月の炎天にもかかわらず、わが空想のその乙女おとめ襟附えりつき黄八丈きはちじょうに赤い匹田絞ひったしぼりの帯を締めているのであった。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)