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えもんだけ
ふりがな文庫
“えもんだけ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
衣紋竹
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衣紋竹
(逆引き)
壁
(
かべ
)
の
衣紋竹
(
えもんだけ
)
には、紫紺がかった派手な色の新調の
絽
(
ろ
)
の羽織がかかっている。それが明日の晩着て出る羽織だ。そして幸福な帰郷を飾る羽織だ。
遁走
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
壁に垂れた
鬱金
(
うこん
)
木綿の三味線胴や、
衣紋竹
(
えもんだけ
)
にお鳥のぬけ出した不斷着などが見えるのがいやさに、堅く目をつぶつてその目を枕に押し伏せた。
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
母親はその間に、
結城縞
(
ゆうきじま
)
の綿入れと、自分の
紬
(
つむぎ
)
の
衣服
(
きもの
)
を縫い直した羽織とをそろえてそこに出して、脱いだ羽織と
袴
(
はかま
)
とを手ばしこく
衣紋竹
(
えもんだけ
)
にかける。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
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