“えつらく”の漢字の書き方と例文
語句割合
悦楽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の悦楽えつらくのためにはこの船長はおれたちの生命を、いつでもふかの前に投げてやるだろうに。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
平岡はふに従つて、段々くちが多くなつてた。此男このをとこはいくら酔つても、なか/\平生を離れない事がある。かと思ふと、大変に元気づいて、調子に一種の悦楽えつらくを帯びてる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そうしてあらゆる淫蕩いんとうと、そうしてあらゆる悦楽えつらくとに夜昼となく溺れていた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)