“えいろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
永牢50.0%
瑩朗25.0%
詠楼25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軽いものはむち入墨いれずみ、追い払い、重いものは永牢えいろう、打ち首のような厳刑はありながら、進んでその苦痛を受けようとするほどの要求から動く百姓の誠実と、その犠牲的な精神とは
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
湛然たんぜんとして音なき秋の水に臨むが如く、瑩朗えいろうたるおもてを過ぐる森羅しんらの影の、繽紛ひんぷんとして去るあとは、太古の色なきさかいをまのあたりに現わす。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
峠の茶屋から峰をめぐって降りてきた武蔵は、今、三井寺の裏山から八詠楼えいろうのある尾蔵寺坂びぞうじざかにかかって来たが、お通はどこの道から降りて来るのやら。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)