“うらぼんえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盂蘭盆会90.0%
于蘭盆会10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盂蘭盆会うらぼんえの名残りの提灯や、お供え物が、方々の墓に、いくつも残っている。「玉井家累代之墓」と彫られた、花崗岩みかげいしの墓標の前に立った。合掌した。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
牢営長官の愛児が、盂蘭盆会うらぼんえの夜、地蔵寺の池で溺れ死んだ。そして傅役もりの朱同が当夜からいなくなったという、それの詮議せんぎや家ごとの町調べだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
八月は小学校も休業やすみだ。八月七日は村の七夕たなばた、五色の短冊たんざくさげたささを立つる家もある。やがて于蘭盆会うらぼんえ
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)