“うめぞの”の漢字の書き方と例文
語句割合
梅園100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
震災しんさい以來いらい東京とうきやう梅園うめぞの松村まつむら以外いぐわいには「しるこ」らしい「しるこ」あとつてしまつた。そのかはりにどこもカツフエだらけである。
しるこ (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
春よしは人形町通りを梅園うめぞの横丁へ入ったところで、ちょうど大門おおもん通りへぬける路地のなかにあった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
いまその角に「梅園うめぞの」のある横町、右へとんで蕎麦屋の「万屋よろずや」の横町——それらの往来すべてがつい十四五年前まで、おかしいほど「仲見世」の恩恵をうけていなかったのである。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)