“うつのやとうげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宇津谷峠80.0%
宇都谷峠20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この宇津谷峠うつのやとうげで出会ったのは、修行者だったからいいようなもの——。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
宇津谷峠うつのやとうげに差しかかったところを、三人組の兇賊に襲われ、宰領の武家中根鉄太郎なかねてつたろうは斬られ、馬子二人までを負わされて、五千両見事に奪い取られたことがありました。
「これから名代なだい宇都谷峠うつのやとうげへかかるのでございますから、草鞋わらじでも穿き換えようじゃあございませんか」
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こうして二人は、鞠子まりこ本宿ほんじゅくから二軒家にけんや立場たてばへは休まずに宇都谷峠うつのやとうげの上りにかかりました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)