“うしくぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
牛久保50.0%
牛窪50.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城下を数里離れると、徳川勢は足なみを早め出した。途中、牛久保うしくぼまでかかると、織田軍と方向をかえ、夕立雲のように、設楽しだらはらへ急ぎに急いだ。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——使命をおびて、岡崎までは参ったれど、家康には甲軍に取り詰められて、牛久保うしくぼの塁も一ぱいにまみれ、織田軍もまた、伊勢京師いせけいしなどの不慮を恐れて、いまだに一兵の来援もなく、所詮しょせん、味方の援けなど思いもよらぬところ——わが身もまたこの通り捕われ候に——あわれ方々も観念あって速やかに城を開いて出で給え。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何ら、成算せいさんのない勝頼は、二連木にれんぎ牛窪うしくぼなどの部落を放火して、いたずらに示威じいして廻っただけであった。吉田城へはかからなかったのである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)