“うけおひし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
受負師50.0%
請負師50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今はさういい地位にはゐないが、そこへ、丁度、もと兄の世話になつた子分で、大分羽振りがよくなつてゐる受負師うけおひし川崎藤五郎といふのがやつて來て、渠氷峰を引きとめ
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
つゞいて尻端折しりはしをり股引もゝひきにゴム靴をはいた請負師うけおひしらしい男のとほつたあとしばらくしてから、蝙蝠傘かうもりがさ小包こづゝみげた貧しな女房が日和下駄ひよりげたで色気もなく砂を蹴立けたてゝ大股おほまたに歩いて行つた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)