“うえじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
餓死66.7%
飢死33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんぞ、策はないか。……よい思案は。……ほうっておいたら大高表の者ども、みすみす餓死うえじぬであろうが」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
少年の担いでいる袋の中には、食物が充ち充ちているのであって、道々老人と少年とは、袋から食物を取り出しては餓死うえじにしそうな女や男へ、平等に分けてやるのである。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
天井はもう落ちてこなくなったけれど、ぼくは、このまま飢死うえじにするんじゃないかと、どんなにおそろしかったかしれやしない。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)