“いんばいふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
淫売婦100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆがんだ燭台しょくだいに立っているろうそくの燃えさしは、しくもこの貧しい部屋の中に落ち合って、永遠な書物をともに読んだ殺人者と淫売婦いんばいふを、ぼんやりと照らし出しながら
全てか、然らずんば無か、私のこうした極端な気持が一度、共産党と喧嘩けんかすると、今度は淫売婦いんばいふのふところに飛びこませた。私は再び、そのような極端な気持になったのである。
野狐 (新字新仮名) / 田中英光(著)
……ああ、もうたくさん! そんな茶番ちゃばんはあたしの性に合わないの。……あたしは、あす、快遊船ヨットを降りて、淫売婦いんばいふにでもなっちまう。そのほうが、結局、人間らしい生活というもんだわ
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)