“いのげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
位下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまり義昭が泣きごというので、信長は、さきの恩命よりずっと低いじゅ位下いのげ弾正忠だんじょうのちゅうという微官をうけた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
じゅ位下いのげ左近衛少将さこんえのしょうしょう越中守えっちゅうのかみ細川忠利ほそかわただとしは、寛永十八年辛巳しんしの春、よそよりは早く咲く領地肥後国ひごのくにの花を見すてて、五十四万石の大名の晴れ晴れしい行列に前後を囲ませ
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
やがて信長にも、じゅ位下いのげ右兵衛督うひょうえのかみへ、任命の沙汰があった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)