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いなかだいじん
ふりがな文庫
“いなかだいじん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
田舎大尽
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田舎大尽
(逆引き)
太い
金鎖
(
きんぐさり
)
をチョッキの胸にからませた夕月のように赤い丸い顔をした
田舎大尽
(
いなかだいじん
)
風の老人がのっしのっしと現われて来た。
ノンシャラン道中記:06 乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
稀
(
たま
)
には場末の色町らしい処で笠の中を覗き込んで
馬糞
(
まぐそ
)
女郎や安
芸妓
(
げいしゃ
)
たちにムゴがられて、思わず
収入
(
みいり
)
に有付いたり、そんな女どもの取なしで
田舎大尽
(
いなかだいじん
)
に酒肴を御馳走され
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
栄次郎は妹の力に
憑
(
よ
)
って勘当を免れ、暫く謹慎して大門を
潜
(
くぐ
)
らずにいた。その
隙
(
ひま
)
に司を
田舎大尽
(
いなかだいじん
)
が受け出した。栄次郎は
鬱症
(
うつしょう
)
になった。忠兵衛は心弱くも、人に栄次郎を吉原へ連れて
往
(
ゆ
)
かせた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
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(3作品)
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