“いではし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イデハシ
語句割合
出端50.0%
出奔50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次に出羽は『いでは』で、出端いではしの義と解せられる。古は本州中部から東北の日本海方面地方を、漠然とこしの国と呼んだ。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
これも奥の方は、陸奥みちのくと同じく、久しく異民族住居の化外の地で、これを出端いではしと言つたのであらう。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
同じく誅されそこなった傅の粟野藤八郎は逃げ、目上の人即ち政宗の母は其実家たる最上義光の山形へ出奔いではしったという事がある。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)