“いっしゅく”の漢字の書き方と例文
語句割合
一宿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一宿いっしゅくの礼をあつく述べて叔父は草鞋わらじの緒をむすぶと、僧はすすきを掻きわけて、道のあるところまで送って来た。
くろん坊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
唐の元和げんな年中、きょ州の趙季和ちょうきわという旅客が都へ行く途中、ここに一宿いっしゅくした。趙よりも先に着いた客が六、七人、いずれもとうに腰をかけていたので、あとから来た彼は一番奥の方の榻に就いた。