“いたや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イタヤ
語句割合
板屋50.0%
板家20.0%
板谷20.0%
海扇10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かかる中を、天皇のお身柄は、南六波羅の別院の一トむねで、見るからに怪しげな板屋いたやのうちに押しめられた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それはちょうど屋根を板葺きにした板家いたやと同様だから、それで板家カエデというのであるとして、今日いうハウチワカエデ(Acer japonicum Thunb.)
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
樺や栃や厚朴ほおのき板谷いたやなどの健やかな大木のこんもり茂った下道を、歩いている人影も自動車の往来もまれである。自転車に乗った御用聞きが西洋婦人をよけようとしてぬかるみにすべってころんだ。
軽井沢 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
海扇いたや貝にみえる、支那団扇。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)