“板谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いたや66.7%
イタヤ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は現代の陶工としての(板谷いたや波山はざん氏について、しばしば涙ぐましい多くの物語を耳にしている。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
樺や栃や厚朴ほおのき板谷いたやなどの健やかな大木のこんもり茂った下道を、歩いている人影も自動車の往来もまれである。自転車に乗った御用聞きが西洋婦人をよけようとしてぬかるみにすべってころんだ。
軽井沢 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
前に来たのは、ことしの五月廿日、板谷イタヤを越えて米沢へ出ると、町は桜の花盛りであった。それほど雪解けの遅れた年である。
山の湯雑記 (新字新仮名) / 折口信夫(著)