“板谷峠”の読み方と例文
読み方割合
いたやとうげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山形から弘前に往く順路は、小坂峠こざかとうげえて仙台にるのである。五百らの一行は仙台を避けて、板谷峠いたやとうげを踰えて米沢よねざわることになった。しかしこの道筋も安全ではなかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
と、数えながら、一角は、笠のつばを上げて、板谷峠いたやとうげの上に立った。
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)