“いさりび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
漁火94.4%
漁灯5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霎時しばらくにして海上を見渡せば、日はすでに没し、海波暗くして怒濤砂をき、遥か沖合には漁火いさりび二、三。
「こないだうち、毎晩、なにをとっていたのか沖にずらりっと漁火いさりびが見えてね、ほんとにあの景色はきれいだった」
二つの庭 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
五、六十畳も敷かりましょうか、正面の九尺床には、偉なる高麗焼こまやきの大花瓶に一個の梵鐘ぼんしょうが釣ってあり、また、銀の大襖おおぶすまにつらなる燭台の数は、有明ありあけの海の漁灯いさりびとも見えまして、さしも由緒ある豪族の名残はここにもうかがわれる。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)