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いぎょうどう
ふりがな文庫
“いぎょうどう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
易行道
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
易行道
(逆引き)
想えば民衆のために温かい福音を語るあの
他力宗
(
たりきしゅう
)
の
易行道
(
いぎょうどう
)
は、かえって知識ある者には難解の道であった。だが道が難いのではなく、彼らの知識がそれを難くするのである。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
浄土門の
易行道
(
いぎょうどう
)
では、そういう
似非聖
(
えせひじり
)
の
真似
(
まね
)
をもっとも嫌う。ありの
相
(
すがた
)
のままを清浄とする。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「念仏、
易行道
(
いぎょうどう
)
、他力本願、そんな説法にそちは感心しておるのか。そちらしくもない」
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その度ごとに彼は、自分の
道念
(
どうねん
)
の未熟さを悲しむのであるが、二十年の難行道も、新しく
享
(
う
)
けている
易行道
(
いぎょうどう
)
の法の慈雨にも、これだけはどうにもならないものを感じるのである。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
聖道門
(
しょうどうもん
)
の形式的な仏教が、先入主になっているので、親鸞のいわゆるありのままの仏果を得ている——という
易行道
(
いぎょうどう
)
の教えは、説いても容易に、人々の理解に受け
容
(
い
)
れられなかった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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