“いかりがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
碇形50.0%
起肩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハイガシラは獣毛を薄墨色に染めた短いものを鉤につけてそれに黒い頭がついてゐる。木製の海老とは木で海老の形に作つた二寸ばかりのもの、尾の所に三本の鋭き鉤が碇形いかりがたについてゐる。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
貴族院議員の愛娘まなむすめとて、最も不器量ふきりようきはめて遺憾いかんなしと見えたるが、最も綺羅きらを飾りて、その起肩いかりがた紋御召もんおめし三枚襲さんまいがさねかつぎて、帯は紫根しこん七糸しちん百合ゆり折枝をりえだ縒金よりきん盛上もりあげにしたる
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)