“いかけや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鋳掛屋72.0%
鑄掛屋24.0%
鋳懸屋4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芝、田町たまち鋳掛屋いかけや庄五郎が川崎の厄除やくよけ大師へ参詣すると云って家を出たのは、元治元年三月二十一日の暁方あけがたであった。
半七捕物帳:45 三つの声 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
五人の中で悧口りこうな信太郎は、隙を見て土藏を脱出ぬけだしましたが、村右衞門におどかされた言葉が恐ろしくて祕密をもらす間もないうち、鑄掛屋いかけやの權次にさそひ出され
茎立ちをクモジといった類とも考えられるが、イモジは古くは鋳懸屋いかけやのことであった。多分はこの名に托して食物のわびしさを紛らそうとしたのであろう。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)