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あわもちや
ふりがな文庫
“あわもちや”の漢字の書き方と例文
語句
割合
粟餅屋
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粟餅屋
(逆引き)
長吉はとにかく
思案
(
しあん
)
をしなおすつもりで、折から近所の子供を得意にする
粟餅屋
(
あわもちや
)
の
爺
(
じじ
)
がカラカラカラと
杵
(
きね
)
をならして来る向うの
横町
(
よこちょう
)
の
方
(
ほう
)
へと
遠
(
とおざ
)
かった。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
御堂ができるや否や待ち構えていた我々は意識を
攫
(
つか
)
んでは
抛
(
な
)
げ、攫んでは抛げ、あたかも
粟餅屋
(
あわもちや
)
が餅をちぎって
黄
(
き
)
ナ
粉
(
こ
)
の中へ放り込むような勢で抛げつけます。
文芸の哲学的基礎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
名高い
粟餅屋
(
あわもちや
)
もすぐ傍です。先に歩いていられた祖母が振返って、「きょうはよかった。気を附けていても、近頃は休んでばかりいたのに。さあ、見て行きましょう」
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
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