“あみがさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
編笠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本づつみ編笠あみがさ茶屋まで行くと、——これから先は町人共でさへ顏を隱す者が多いくらゐだから、御身分の方がお顏をさらしては通りにくい。
着流しに長脇差ながわきざし、ひとつ印籠いんろうという異様な風態ふうていだったので、人目をひかぬはずもなかったが、尾張おわりの殿様も姫路の殿様も、編笠あみがさなしの素面すめん
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
つい十年ほど前の、旧幕時代には、芝居者は河原乞食といやしめられ、編笠あみがさをかぶらなければ、市中を歩かせなかったという。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)