“あふぎばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
扇橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治六年に五十三歳を以て歿したと云ふより推せば、榛軒の歿した嘉永壬子には三十二歳であつた。井口は扇橋あふぎばし岡部藩の医官であつたと云ふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
すべ溝渠こうきよ運河の眺望の最も変化に富みつ活気を帯びる処は、この中洲なかずの水のやうに彼方かなた此方こなたから幾筋いくすぢの細い流れがやゝ広い堀割を中心にして一個所に落合つて来る処、しくは深川の扇橋あふぎばしの如く
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)