“あすひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
明檜75.0%
羅漢柏25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今さらのように豊富な檜木ひのきさわら明檜あすひ高野槇こうやまき、それからねずこなどの繁茂する森林地帯の深さに驚き、それらのみずみずしい五木がみな享保年代からの御停止木であるにも驚き
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
言って見れば、檜木ひのきさわら明檜あすひ高野槇こうやまきねずこの五種類が尾張藩の厳重な保護のもとにあったのだ。半蔵らは、名古屋から出張している諸役人の心が絶えずこの森林地帯に働いていることを知っていた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「左様でございますよ、御承知の通り檜に椹、それから高野槙こうやまき羅漢柏あすひ𣜌ねずこを加えまして、それを木曾の五木とたたえている者もあるようでございます」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)