“あしわざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足業81.8%
脚技9.1%
足技9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胸いたへ一そう真額まびたいへ一太刀と、不破、奥田の打撃が加えられたが、それでもまだ小林平八郎は、仰向けに仆れながら、太刀を振り足業あしわざを働かせて
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
絶えず武蔵の手をはずそうともがいているし、武蔵の制圧も届かない彼の二本の脚は、くうを蹴ったり、地へ突っ張ったり、その腰車の脚技あしわざのあらゆる努力をあげて
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
シュッシュッと刀競かたなぜりにり合って、あわや鍔競つばぜり——双方必死の足技あしわざを試みつつ、タタタタと押しつ押されつの息喘いきあえぎ、昼なら玉なす脂汗がどっちにもギラギラ見えたであろう。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)