“あしゅら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アシュラ
語句割合
阿修羅97.9%
阿脩羅2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
額には油汗がぎらぎら浮いて、それはまことに金剛あるいは阿修羅あしゅらというような形容を与えるにふさわしいすさまじい姿であった。
親友交歓 (新字新仮名) / 太宰治(著)
むしろ、阿修羅あしゅらの世に、ぜひなく悪鬼正成と生れかわった自己の修羅道の苦患くげんは今日が第一歩ぞとさえ、ほんとには思っている。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天竜てんりゅう夜叉やしゃ乾闥婆けんだつばより、阿脩羅あしゅら迦楼羅かるら緊那羅きんなら摩睺羅伽まごらか・人・非人に至るまで等しくあわれみを垂れさせたもうわが師父には、このたび、なんじ、悟浄が苦悩くるしみをみそなわして
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)