“あざぶ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:アザブ
語句割合
麻布100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから二三日にさんちは、代助も門野も平岡の消息を聞かずに過ごした。四日目の午過に代助は麻布あざぶのあるいえへ園遊会に呼ばれて行った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
麻布あざぶの姉さんの話では、東京の寒さにれる迄には三年かかる、姉さんも東京へ移って来られて三年間は風邪を引きつづけたとのこと。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ある時も、庸三はその友人につれられて、麻布あざぶの方に住んでいる、庸三などとはまるで生活規模のけたの異う婦人をおとずれてみた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)