“あさむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朝六50.0%
麻剥50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝六あさむつの橋を、その明方あけがたに渡った——この橋のあるところは、いま麻生津あそうづという里である。それから三里ばかりで武生たけふに着いた。
栃の実 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
前夜、福井に一泊して、その朝六あさむばし、麻生津を、まだ山かつらに月影を結ぶ頃、霧の中をくるまで過ぎて、九時頃武生に着いたのであった。——誰もいう……此処ここは水の美しい、女のきれいな処である。
栃の実 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちょうど麻剥あさむきの作業期に入って、夜分睡たくなって困るのを、何かネブタというものがいてくように思っていたので、それを流すためにこの行事があった。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)