“あかまえだれ”の漢字の書き方と例文
語句割合
赤前垂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
涼しくば木の芽峠、音に聞こえた中の河内かわちか、(ひさしはずれに山見る眉)峰の茶店ちゃや茶汲女ちゃくみおんな赤前垂あかまえだれというのが事実なら、疱瘡ほうそうの神の建場たてばでも差支えん。湯の尾峠を越そうとも思います。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
赤前垂あかまえだれの小女が
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんな話をしているところへ、赤前垂あかまえだれに、型のごとく片襷かただすきをかけたお常が、真鍮磨しんちゅうみがきのかまから湯をくんで、新しい茶を入れて持って来てくれます。