“あかただ”の漢字の書き方と例文
語句割合
赤爛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、べろりと赤爛あかただれに充血したまぶたで、じっ視上みあげた、その目がぽろりぽろりと、見る見る涙にふさがった。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
杜は咄嗟とっさにそれをピリピリとひき裂くと、赤爛あかただれになっている女の手首の上に幾重にも捲いてやった。
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)
父親は、赤爛あかただれの眼をこすりながら、そんな風に言うのであった。
(新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
父親は赤爛あかただれの眼を無理矢理に大きく押し開けながら言った。
(新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)