“あかす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
垢摺40.0%
垢擦40.0%
垢磨20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『男だと。あきれた馬鹿野郎め。男のくせに、紅白粉をつけ女小袖で、大道をあるくとは、妖怪にもまさる奴だ。その垢摺あかすりみたいな額の紫のきれはなんだ』
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「婆やさんの長湯にもあきれるなあ、やあ垢擦あかすりだ、やあぬかだのって」
かやの生立 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
はや何の危険もないから、終日眠って心身を安め、次夜果して望むところの霊験を得たが、試しのため林中に入るとたちまち浴場が現われ、ただ見る金の腰掛けと、銀の垢磨あかす